john dyer

John Dyer (アメリカ)

John Dyer Gems

 

経歴

John Dyer職人は、アメリカのコンテントで受賞歴のある研磨職人です。Dyer職人は、カラーストーンに囲まているときに幸せをもっとも感じます。彼は、世界中で有名な職人であり、2002年より研磨コンテストに54回も入賞しており、最高賞を14回も獲得しているマスターカッターです。中でも、AGTAのCutting Edge Awardを48回も獲得しています。AGTAコンペティションでは、一つのカテゴリーですべての賞を取ったのはDyer職人だけです(2005年度、2007年度、2015年度の3回)。また、ドイツの宝石研磨コンペティションにおいても実績を残しております。これらの実績をもって、Dyer職人は、宝石研磨業界における第一人者とも呼ばれています。Dyer職人は、宣教師の親も持ち、幼い頃は転々と世界を旅していました。宝石と研磨についての本の出会いは、「石ころ」に興味を持ったきっかけでした。ブラジルに住んでいたときは、学校に行かず、ホームスクーリング(自宅学習)を親に教えられました。現地の人からアメシストとアクアマリンもルースをプレゼントされ、彼の人生が変わりました。
16歳のとき、Dyer職人とその家族がアメリカに帰国しました。帰国後、Dyer青年と彼の父親は宝石業界入りを果たしました。

二人でザンビア共和国にエメラルドとアクアマリンのラフを買い付けに行きました。

銃撃戦の中でもDyer親子はラフを手に入れアメリカに帰りました。そのラフを研磨職人に見せたが、仕上がった宝石の質の悪さと値段の高さに憤慨しました。その中ににはあまりにもできの悪いエメラルドがあったので、Dyer青年がUltra Tecというファセッターを購入し、研磨の道を歩み始めました。

当初は大変でした。Dyer青年は試行錯誤しながら研磨の腕を磨きました。宝石研磨や宝石貿易についてありとあらゆる資料を読みました。そのときのことについてDyer職人が「買うべきものと買うべからずものについてたくさん学びました」と言っています。そして、研磨を始めてから5年が経ったところ、ようやくブレイクしました。

Dyer職人の父親であるDavid Dyer氏はいわゆる「ビッグ・アイディア・ガイ」と言って、道具や機械づくりに専念し、会社の基礎を築く大きな役割を果たしました。1999年にDavid氏は、はじめてのコンケーブファセッターを発明しました。そのファセッターを使って、息子のDyer職人がコンケーブファセットの実験をしました。その数年後、彫刻とファセットの新しい組み合わせを編み出しました。Dyer職人は、いつも新しい研磨技術を追求し、そのつど、父親であるDavid氏がそのための機械づくりをしています。

Dyer職人は、2002年に初めてのAGTA Cutting Edge Award(カテゴリー:ファセッティング)を獲得しました。その時の宝石は、パキスタン産のペリドット(37.16ct)でした。入賞ランクは2位でした。

Dyer職人によれば、コンペティションはそれぞれルールや基準が異なり、場合によってはテーマもあったりします。

彼は「AGTAのコンペティションとなると、最高の宝石を目指します」と言っています。

それもそうです。これまでにDyer職人は48回もAGTA Cutting Edge Awardを獲得するとともに、Idar-Oberstein AwardならびにGemmy Awardも獲得しています。AGTAでは2005年と2007年にファセッティングカテゴリーにおいてすべての賞(1位~3位)を取りました。

 

なぜオレゴンサンストーンを?

オレゴンサンストーンの暖かさや様々の色合いが大好きです。オレゴンサンストーン固有の多色性が私の研磨によく合い、クライアントに大変喜ばれています。

 

連絡先情報

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Tel: 1-715-830-0126

email: johndyergems.com/contact.html

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